おてもちのはなし

自分の所有物に付属する記憶を愛でるブログ

未開封のウィンストンとタバコケース

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未使用のウィンストンとタバコケース、

あと元アルバイトで勤めてたクラブのライター。

私、タバコ吸いませんがどうしても捨てられずずっとしまってある品。

大阪で買いましたが、一度も吸わずに手元にあります。

   

一年半くらい付き合って一緒に住んでた(転がり込み)大好きだった12個上の彼氏とセックスレスになってて、

何故抱いてくれないのかを聞いたら「女の子として見れない、ただの居候の女子大生って感じ」と私生活が原因でフラれた日。

  

その彼が吸っていたタバコを和室の棚から一箱パクって大泣きしながら最寄駅近くのコンビニで吸った覚えがあります。

クソマズイ煙を吸いながら、たしかに、向こうからキスをしてもらった最後はいつだろうか…と冷静になりつつ。

ヘビースモーカーでコーヒーも飲み、歯が汚かったドギツい彼の退廃的な舌の味を思い出しながらフラれて2ヶ月くらいはバカバカ吸ってました。

   

今までタバコは苦手な方だったので、最近吸い出したというのはなんか負けた気がして誰にも内緒で深夜一人で吸うことがたのしみになっていたのです。

終電、バイト帰りで帰宅したタイミングで吸うことが日課になりだしてしばらく、彼のではなく自分の好きな香りのタバコにシフトチェンジし、

缶ハイ片手に深夜徘徊をしていた所、チェーンのファミレスくらいしか開いていない私が住む最寄駅に、奇跡的に3時まで空いてるシーシャ屋さんをみつけました。

いつも空いてる店内でトルコ人のオーナーさんに話を聞いてもらいながら、「ラク」という水を入れると白濁するお酒にシーシャの煙を含みながら流し込むという新しい遊びを覚えたりしましたが、

初めて金曜日に行った日に腹の立つ若者に絡まれてから行かなくなりました。

   

自分の好きなところの1つで、失恋からの立ち直りが早いというのがありまして。

新しい彼が出来たタイミングでやめました。

 

恋愛体質っていいものなのか悪いものなのか。

 

 

    

バースデープレゼントのカニ

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杉並区育ちの不潔恐怖症の友人が、誕生日にくれたカニです。

  

杉並区の方に、名の通り雑な雑貨しか無いお店があるらしく。

そこでこのカニとビーズがいっぱいついたがま口をプレゼントしてくれました。

     

ストラップだったはずなのにいつのまにかチェーンをなくしただのカニとして棚に飾られています。

     

ちなみにがま口は使いすぎたせいで口が壊れてしまったので、泣く泣く処分してしまいました 。

がま口の装飾、縫い付けではなく接着剤だったので処分してから一年経ちますがいまだ部屋のあちこちから発掘されるので、見つけるたびその友人を思い出し、杉並ナイズの生命力を感じています。

物々交換したダンボのリング

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ダンボのリング。

   

大学のハードオフ巡りが趣味の友人と、

引越しの際に入らなくなったIKEAのキッチンワゴンとトレードした品。

   

当時私は猛烈にダンボにハマっていまして、必死にダンボグッズも探すもディフォルメグッズしか無く落胆していた時期でした。

ディズニーまで足を運びましたがミステイクでランドではなくシーに行き、マシなグッズは1つも無かったり。悲しい。

   

なりふり構ってられない、とにかく手元にダンボを…!と血眼でメルカリを漁っていた日々。

ポップコーンケースは衛生的に嫌だし、ぬいぐるみも衛生的に…と、顔もしらねぇ人の家の衛生面に悶々としている間もなく

このトレードの話が上がり、無事物欲が満たされた思い出です。

   

3月末からティムバートンのダンボが上映されるとのことで、ここ最近、色々な企業からクラシックな方のダンボとのコラボが発売されていて嬉しい限りです。

   

アニメダンボには好きな挿入歌が2つありまして、

  

ダンボとダンボママとの絡みで爆裂的なバブみ(幼児退行)とバブみ(母性アジテーション)のダブルで号泣してしまうシーンのベイビー・マイン

   

ダンボがみる幻覚シーンでみんなのトラウマピンクエレファントオンパレード

 

この2つ、私のアニメダンボの見所2トップなのですが、予告を見る限りネズミのティモシーが一切出てこないのでピンクエレファントの方は要素すら無いかも知れなくてハラハラしてます。

    

しかしながらディズニー作品のアーロと少年というアニメの本編は、予告には無かったショックな描写がかなり描かれていたので、

似たような裏切りを期待して、見ます。楽しみです。

 

鵜原で落としたマフラーのタグ

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新宿LUMINE2にて30秒で購入したマフラーのタグ。

   

その後一年2ヶ月後、鵜原理想郷で落としました。

   

1月の正月休み中にここぞという日のデートがあり、無難なグレーのコート、古着の派手なスカート、財布とスマホくらいしか入らない小さいバッグ、台湾土産のパンプスという、

    

学生の手の内で全力で良い女を演出するファッションチョイスで挑んだことを覚えています。 

  

なお飽き足らない着飾りの欲、

 

髪型長いからモコマフラー効果か…!?という安易なモテネタを思いつき

   

最後の最後の悪あがき底上げとして購入したマフラー

  

小さいバッグを持っていったにも関わらず欲に勝てず朝帰りをした記憶です。

   

翌日は月曜の朝だったので彼は8時半過ぎには部屋を出てしまったのですが、

  

酔っ払って大した記憶が残ってないままホテルを見渡して、

マフラーとコートめっちゃ綺麗に掛けてあるやん…とラブみを噛み締めながら昼まで爆睡したことを覚えてます。

 

   

その後お付き合いして1年2ヶ月くらいの時に行った小旅行先、鵜原理想郷の山ん中に置いて帰ってしまいました。アーメン。

   

ゴミに出されていたルギア

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人の家のゴミ袋から漁りだしたルギアです。

   

3年前くらいの梅雨時に、家路につく途中、おもちゃが大量に入ったゴミ袋が5つくらい置いてありました。

透けて見えるおもちゃのラインナップは、

ポケモン金銀世代フィギュア

ドラクエのフィギュア

ゴジラメカゴジラキングギドラ

と、明らかに同世代(もしくは少し上?)の男の子の持ち物で、抱えていた少年期が完全に終わってしまったのであろう哀愁に胸がキュッとなったことをよく覚えています。

こんなにたくさん…捨てる方も辛かっただろうな。少年期救済の気持ちと、単純にお宝発見!のウズウズで日中堂々と道端でゴミ漁りを始めたんですけど、(最低)

まあまあ年季が入った品ばかりで。マジックで名前が書いてあったり、雑誌のふろくのシールが貼られていたり。

生々しい所有の痕跡に怖気付きながらもまあまあな美品だったこのルギアと尻尾なしのゴジラを自宅に持ち帰ったことを覚えています。

    

ゴジラは当時のバイト先に飾っていたらいつの間にか処分されてしまいました。悲しい。

パブロ・ピカソ 大きな裸婦

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新国立美術館

チューリヒ美術館展で購入した、

パブロ・ピカソ 大きな裸婦  のポストカード。

 

4、5年前に購入したものを壁に貼り付けたまま、模様替えをしようと何をしようとずっと窓際に貼られたままの雑な扱いを受け続けるポストカードです。

  

当時の私の興味ごとはどすけべの意に興味シンシンで、女体とその魅力、社会的に消費されたりタブー視もされるも自身の身体のことも含まれてる女体の難解さみたいなところでアンテナをたてていました。

       

それにおいてピカソのこの作品、なんとも冷たいなぁ、作家のシコリティ補正も無く黙々と見たものを見たところに置きに行く画面作り、

ただの生命体としてある物体の魅力を平面化しにいってるようで、妙に惹かれたのを覚えています。

だからといってずっと壁に貼っていたのはただのズボラですが。

  

当日の記憶は、大御所たちの作品が1つの展示でいっぺんに比べられるなんておトク〜〜!と心躍らせて1人日曜日の昼下がりに向かい。

人でぎっしりなわけで見たい作品も人の頭、頭で気持ちが一気に失せたことをよく覚えています。 

  

展覧会のグッズはたまに図録を買うくらいで、ポストカードはあまり購入しないのですが、

  

一枚だけ手元に置いておきたかったのですかね。

 

熱海のお土産

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5年前くらいに大学の友人が熱海土産で買ってきた置物。

 

熱海じゃなくても良くない?ってシロモノがツボで、落としてまともに置けなくなった今でもなぜか家にある、捨てる理由もない置物。